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「ぱれっと」想定以上のエクセレントNPO評価基準の活用

2012年07月27日

7月26日、ラジオ番組オンザ・ウエイ・ジャーナルに出演し、エクセレントNPO大賞ノミネート団体のひとつ「ぱれっと」の相馬事務局長にお話を伺った。「ぱれっと」は、障害者が普通に生活し、社会において位置と役割をもてる社会の実現を目的に、障碍者の雇用、生活支援を行っている、今年30周年を迎えるNPO法人だ。授産施設でクッキーの製造販売を行うところは多いが、その元祖である。現在はカレー店などを経営し、その味の良さには定評がある。

相馬事務局長は、エクセレントNPO大賞の応募案内をみたとき、「これは単なる賞金稼ぎのための表彰ではない」と思ったそうだ。すぐに、それが組織に関する自己評価普及のための表彰制度であることを理解したのである。丁度、30周年で、次の30年の戦略を考えるために振り返りの機会が必要で、エクセレントNPO大賞の基準がぴったりだと思ったそうだ。そこで、理事会、事務局のにならず、ぱれっとで働く人々の母親が何度も議論を重ねて、応募用紙の自己評価シートに記したという。

相馬事務局長は、「ですから、オール満点をつけるなんて、はなから考えられなかったです。少し厳しく採点しすぎたかなと思ったのですが」と述べていた。9月には、関係者が集まり5時間の勉強会を行うという。

私たちが期待する以上に、評価基準が活用されていることを知り、真に嬉しかった。主催者である私たちも進化しなければと思う。

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