ブログ

新著は、ドラッカーの日本人へのメッセージ

2012年08月25日

新著のゲラがようやく上がってきた。今回は、集英社から、ドラッカーに関する著書を出す予定だ。「私にしか書けないことを」というのが編集長からの注文だった。当初、10年余りにわたるドラッカーとの日常会話や非営利組織に直接学んだことを中心に普段着のドラッカーを記そうと思っていた。しかし、それはドラッカーの思想の原点を求め、青年ドラッカーの苦悩を辿る、とても深い、知の旅の始まりだった。編集長が、これまで日本では殆ど知られていない、ドラッカーの新しい側面を伝える著書になると、述べている。

青年ドラッカーが、ナチズムに対して抱いた嫌悪感と、世の中の問題や矛盾を見て見ぬふりをする現代人の「無関心の罪」への痛烈な批判は、今の日本人が最も学ばねばならないことだろう。

ページTOPへ▲