ブログ

東大で「財政評価・改善論」を開講

2026年04月06日

1. 「財政評価・改善論」開講
4月8日から、東京大学公共政策大学院で「財政評価・改善論」を開講します。

「開講に至った問題意識」
財政学では徴税と分配が中心に議論されます。では、その先はどうなるのか?
 私は、予算編成後の、執行、評価、改善までの、いわば、PDCAで捉える講義も必要だと思っていました。
 また、予算編成は、財務省や省庁の役割と捉えられがちですが、国会による予算統制も知るべきです。それが財政民主主義の本来の姿だからです。

「財政評価・改善論」は、財政学の基礎的な理論を抑えた上で以下を学びます。
・予算編成(法律、省庁および国会との調整)
・予算執行の評価の様々のレビュー
・会計検査の実際(含:疑似体験の演習)
・改善提案(政策提言)

「最前線で活躍するミドル官僚による登壇」
登壇者として、財務省、会計検査院より、審議官、主計官、課長クラスなど、最前線で活躍する官僚が登壇します。彼らの想いも伝わればと思います。

財政について誤解が多く、日本の現在、将来が案じられます。是非、その現実を理論と実務の双方から学んで欲しいと思います。

2. 講義内容
(1)講義の3つの価値
「理論と実務の架橋」
・基礎的な理論(経済学や法学)を抑えた上で、実践を学ぶ。
・予算編成から執行・検査まで、財政全体を俯瞰する視点を得る。

「財政民主主義の視座」
・議会による財政統制と、それを支える行政部門による予算編成および決算検査を学ぶ。

「決算検査の最前線」
・会計検査院の制度・手法・事例の仕組みを実践と演習で学ぶ。

(2)講義スケジュール
第1回  イントロダクション(本日)
第2回  財政論の基礎
第3回  法の観点からの日本財政と予算編成
第4回  政策形成プロセスと行政組織の実務
第5回  財政・政策の評価制度
第6回  会計検査院の歴史と憲法
第7回  諸外国の会計検査院
第8回  正確性・合規性の観点からの検査
第9回  3Eの観点からの検査とデータ分析
第10回 会計検査実技
第11回  政策課題の評価・改善(グループ演習)
第12回  政策評価の改善(ディスカッション)
第13回  総括:会計検査院改革と展望

財政や省庁に対する誤解が多いと案じていました。しかし、財政は日本の現在と未来を支える重要な基礎のところです。是非、その理論と現実を学んで欲しいと思っています。

ページTOPへ▲