ブログ

大学 ~学習成果以前の事情~

2013年02月02日

この3年ほど、大学には学生の学習成果を明確的に、定量的に説明せよというプレッシャーがかけられている。無論、大学生の学力レベルの低下が背景にある。しかし、実態はそんな要求からは程遠いのではないだろうか。

私が講師をつとめた大学では、登録者数が240、教室は最大70人収容、試験者数は107である。つまり、大学側は、登録学生が授業にこないことを見越して、教室を配置しているのだ。そして、試験の時だけ急に大教室になる。学生の授業をとる権利を阻害しないためだと、ある大学関係者が述べていたことがあるが、実態をみれば方便に過ぎない。これは、学習成果以前の問題ではないだろうか。

ページTOPへ▲