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赤ちゃんと登壇した研究発表者

2012年11月17日

無事、パネル討論をおえた登壇者と赤ちゃん

全米NPO学会所感 番外編

「赤ちゃんとともに登壇した発表者」
8時15分。「社会的インパクトに関する効果的な対話」というセッションが始まった。会場に入ってまず目を奪われたのは、乳飲み子を抱いた女性がパネリストの席に座っていることだった。彼女がパワーポイントを用いて発表している間は、隣のパネリストが赤ちゃんを抱っこしていた。私は、赤ちゃんが泣き出したらどうしようと、はらはらしていたのだが、無用な心配だったようだ。赤ちゃんはすこぶる上機嫌で、一言も発せず無事に90分のセッションが終わった。
後で、このパネリストに話を聞いてみると、赤ちゃんは4か月で、二人目のお子さんだという。4時間のフライトの道程を経て大会に参加したのだそうだ。子連れの学会発表は初めてではないようで、母子ともに堂々としているのが印象的だった。それにしても、この状況に誰も違和感を持たず、ごく自然に討論が進められていた。日本だったらこうは行かないかもしれない。物理的なサポートにも増して、こうした人々の理解や暖かい視線が大事なのではないかと考えさせられた。。

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